自分が使っているiPhoneを下取りや買取に出すなら、信頼できるAppleに出したいという方は多いのではないでしょうか。
ただ、いろいろApple Trade-inの記事は出回っていますが、記載されている内容が記事によって違くない?と思った方も少なくないはず。
書いてあることは本当だろうけど、下取りと買取どっちのApple Trade-inについての記事かを判断できないと混乱しちゃうよ!ってこと。
Appleには同じオンラインで手続きするApple Trade-inという名前でも、それぞれ仕組みがまったく異なる「下取り」と「買取」を行う2通りのプログラムが存在します。
正確に言うと、Apple直営店で行うのも含めると、全部で3通りのApple Trade-inがあります。
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Apple Trade In のやり方は全部で3通り【すべて仕組みが違う】
続きを見る
今回はその3つの中でも、特によく似ていると思われがちなオンラインの「下取り」と「買取」を徹底比較していきます。
- オンライン(下取り)
- オンライン(買取)
- 直営店(下取り・買取)
これから説明するね!
今回は下記のような方が対象です。
本記事の対象
- Appleで下取りに出したい
- Appleで買取に出したい
- 2つの違いを知りたい
Appleの公式ホームページでも買取の案内が中心にされており、注文と同時に行う下取りに関する案内は、一部しか記載がありません。
本記事を読むことで、オンラインで行う2通りのApple Trade-inの違いを知り、どちらが自分に合っているかを理解できるようになります。
Apple Trade-inオンラインは下取りと買取の2通り
仕組みの違いを説明する前に、そもそも下取りと買取はどう違うかをご案内します。
Apple Trade-in(オンライン)下取りと買取の意味の違い
- 下取り … 製品購入が前提
- 買取 … 製品購入に関係ない
この後、この2つの用語はよく出てきます。大きな違いは購入が伴うか、伴わないかの違いとなりますので、違いを整理しておきましょう。
Apple Trade-in (オンライン) は2通りそれぞれのメリット・デメリット
後ほど各項目ごとに詳細を記載させていただきますので、ここではそれぞれのメリット・デメリットを箇条書きでご案内します。
下取りのメリット
- 高額査定されやすい
- 現金で換金される
- 購入製品にそのまま充当できる
下取りのデメリット
- 対象製品の購入(オンライン)が必須
- 条件や手続きが複雑
- 換金まで時間がかかる
買取のメリット
- 手続き完了まで早い
- 購入しなくても買取ができる
- 買取製品に縛りがない
買取のデメリット
- 査定額が安め
- ギフトカードでの還元
- 絶対的な強いメリットがない
まとめてくれてありがとう!
Apple Trade-in (オンライン) は2通り下取りと買取の仕組みの違い
Apple Trade-in(オンライン)下取りと買取の仕組み比較表
オンライン下取りと買取の共通点は、自宅にいながらすべて完結できるところで、それ以外はすべて仕組みが違うと言っても過言ではありません。
下取り | 買取 | |
窓口 | Apple | BrightStar (委託業者) |
返金方法 | 現金 (例外あり) |
GiftCard |
期限 | × | ○ |
製品購入 | 必須 | 不要 |
査定額 | ○ | △ |
スピード | × | △ |
配送業者 | ヤマト | 佐川急便 |
必要書類 | 2点 | 1点 |
回収方法 | 集荷 | キット |
事前梱包 | 不要 | 必要 |
手続き | 複雑 | 普通 |
では、項目ごとにそれぞれどのような違いがあるのかを掘り下げていきましょう。
担当窓口
下取り | 買取 |
Apple | BrightStar (委託業者) |
それぞれ窓口が異なり、基本的には両方とも申込はオンラインから行います。
買取は製品の購入注文と同時に電話で手続きできますが、買取は電話では手続きできません。
下取り窓口:Apple
・申込:対象製品の購入が条件
・確認:下取り申し込み済みの方が対象
平日:9時〜21時(祝日も含む)
土日:9時〜18時
買取窓口:BrightStar (委託業者)
・申込:製品の購入はしなくても可能
・確認:買取申し込み済みの方が対象
平日:9時〜18時
土日:お休み(祝日も含む)
返金方法
下取り | 買取 |
現金(例外あり) | ギフトカード |
下取り
基本的には現金で還元されますが、一部でもギフトカードを使って支払いをした場合は、ギフトカードへの還元が優先されます。
たとえば、下記のようにギフトカードを2万円分使って、残りはクレジットカードで払い、下取り額が3万円だった場合で説明します。
この場合、下取り額3万円はギフトカードで支払った2万円から優先して還元されるため、現金で返金されるのは1万円のみとなります。
つまり、ギフトカードで払ったものは、もれなくギフトカードでそのまま戻ってきますw
ギフトカードで支払っても、下取り額が現金で還元されると思っている方も多いかと思いますが、ここは気をつけましょう。
注意ポイント
買取
下取り額分のApple Store ギフトカードが、Eメール(コード)で送られて還元されます。
Apple Store ギフトカードは、コンビニで売ってるようなiTunesギフトカードとは異なります。
Apple Store ギフトカードはAppleオンラインストアかApple直営店でiPhoneやiPadなどの製品が購入できますが、iTunesギフトカードのように音楽の購入やゲームの課金などデジタルコンテンツには使えません。
締め切り期限
下取り | 買取 |
× | ○ |
下取り
期限:下取りプロセスが開始されましたメールから14日以内に集荷
購入製品が発送されるタイミングで送られてくる「下取りプロセスが開始されました」メールを受信してから14日以内に集荷に来てもらわないと自動でキャンセルされます。
買取
期限:梱包キットを受け取ってから14日以内に相手に届くように送る
買取も梱包キットを受け取ってから14日以内に下取りデバイスを相手に届くように送るという期限はありますが、手続きを開始するのはいつでも構わないので、コントロールができます。
製品購入が必須か?
下取り | 買取 |
必須 | 不要 |
下取り
下記の製品のうち、どれかを購入することが必須なので、購入する製品がない場合は必然的に買取で手続きすることになります。
- iPhone
- iPad
- Mac
MacBook Air、MacBook Pro、iMac、iMac Pro、Mac Pro、Mac mini - Apple Watch
iPhone以外の製品を購入するときは、下取りに出す製品に制限はありませんが、iPhoneを購入するときはiPhoneしか下取りに出せません。
買取
対して、買取は購入しなくてもできます。つまり気が向いた時にいつでも買取に出せます。
査定額の高さ
下取り | 買取 |
○ | △ |
新製品が発表された直後の今は、下取りと買取の査定額が変わらない製品が多いようですが、通常は下取りの方が高くなるケースが多いです。
2020年7月の査定額比較
製品:iPhone XS(256GB)の場合、
- 下取り:36,000円
- 買取:29,000円(ギフトカード)
査定額は常に変動しているので、現在の査定額は以下の記事で随時更新しています。
-
【最新】Apple Trade In 下取り・買取価格表(製品モデル・容量別)
続きを見る
手続き完了までの早さ
下取り | 買取 |
× (最短2〜3週間+納期) |
△ (最短1〜2週間) |
下取り
最短2〜3週間+納期
製品が発送されないと進まないため、新製品のような配達予定日が1ヶ月先などの製品を購入した場合、単純にその納期分は時間がかかります。
買取
最短1〜2週間
手続きをすれば、3営業日程度で下取りキットが発送される(混雑時を除く)ので、下取りに比べて早い上に、予定が立てやすいです。
Apple直営店に持ち込めば、その場でギフトカードに還元してくれるので、それに比べると遅いと言う意味で「△」としています。
下取りデバイスの回収方法
下取り | 買取 |
集荷 | キット |
下取り
事前に下取りキットが届くと思っている方も多いかと思いますが、下取りの場合、事前に下取りキットは届きません。
キットは集荷に来る配達員が持ってるので、裸のままiPhoneを渡して、その場でキットに入れて持っていってもらう流れになります。
買取
下取りとは異なり、まず梱包キットが届きます。
そのキットを使って梱包して、自分で買取に出すデバイスを発送する必要があります。
事前に梱包キットが届くか?
下取り | 買取 |
届かない | 届く |
下取り
先ほどお伝えした通り、事前に下取りキットは届かず、集荷の配達員が持ってくる専用のキットで送る必要があるので、仮に自分で梱包していたとしても、その箱で送ることはできません。
購入時の化粧箱やケーブルなどの同梱物を送ったとしても査定額には関係ない上に、返却を求めても返してくれないので一切不要です。
買取
事前に梱包キットを受け取り、自分で梱包して発送手続きをする必要があります。
こちらも本体以外は不要なので、コードやアダプタを同梱する必要はありません。
配送業者
下取り | 買取 |
ヤマト運輸 | 佐川急便 |
下取り
集荷に来た配達員に下取りデバイスを渡すだけなので、あまり関係ないかもしれませんが、ヤマト運輸の配達員が集荷に来ます。
買取
梱包キットが届くので、キットに下取りデバイスを入れて佐川急便の営業所に持ち込むか、集荷の手配を自分でする必要があります。
梱包キットの中に入っている伝票で送る必要があるので、佐川急便以外の配送業者を使って送ることはできません。
必要な本人確認書類
下取り | 買取 | |
対象の身分証明書 | 多数 | 5点のみ |
必要な身分証の数 | 2点必須 | 1点 |
身分証の確認方法 | アップロード | 配達時 |
査定額が1万円以上の場合のみ対象
下取りも買取も査定額が1万円を超えると身分証明書による本人確認が入ります。
査定額が1万円未満の場合は本人確認が入らないので、身分証明書の提出はありません。ここで案内する内容は無視して進みましょう。
本人確認で必要になる対象の本人確認書類、確認書類の数、確認方法のすべてが異なります。
下取り
いずれも名前(漢字表記)と住所が書かれた身分証明書であることがポイントですが、なぜかマイナンバーカードは対象外です。
必要な身分証明書(2点必須)
- 運転免許証
- 日本国発行パスポート
- 在留カード(外国人)
- 特別永住者証明書(外国人)
- 運転経歴証明書
- 健康保険証
- 年金手帳
- 住民票(原本・直近6ヶ月以内)
- 外国人登録証明書(外国人)
- 公共料金領収証(直近6ヶ月以内)
注意ポイント
買取
選択肢は下取りに比べて少ないですが、下記のうちのどれか1点があれば本人確認が通ります。
必要な身分証明書(どれか1つ)
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 日本国発行パスポート
- 在留カード(外国人)
- 特別永住者証明書(外国人)
注意ポイント
買取の本人確認は佐川急便が提供する「受取人サポート」というサービスに基づいて行われます。
そのため、身分証明書は下取りの時のように事前にアップロードするわけではなく、梱包キットを届けに来てくれた佐川急便の配達員に身分証明書を提示して、キットの配送先情報と一致している場合のみキットを受け取れます。
注意ポイント
手続きの流れ
下取り | 買取 |
複雑 | 普通 |
今までお伝えしてきたように、担当窓口や仕組みが異なることから、当然ながら手続きの流れも根本的から異なります。
それぞれの手続きの流れは、ここで説明すると長くなってしまうので、それぞれ別の記事にてご紹介させていただきます。
下取り
-
【完全保存版】Apple Trade In の流れを徹底解説(iPhone下取り)
続きを見る
買取
-
Apple Trade-in(オンライン買取)の申し込み方法・流れ
続きを見る
Apple Trade-in (オンライン) は2通りおすすめの方
下取りがおすすめな方
- すでに買いたいApple製品がある
- iPhoneを買い換えようか検討中
- 現金で還元してもらいたい
近々、iPhoneやiPadなど下取りの対象製品を購入予定の方や検討中の方は、下取りの方が査定額も高くつきやすいのでおすすめです。
Apple Trade-inの中で唯一、現金での還元というのも魅力の一つですね。
買取がおすすめの方
- 当分Apple製品を買う予定がない
- 複数のApple製品を売りたい
- 下取りがキャンセルされた方
しばらくApple製品を購入する予定がなかったり、複数のApple製品をお持ちの方は時間が経つと査定額も下がってしまうので、今のうちに買取を出すことをおすすめします。
もしくは残念ながら、下取りをしようとしたところ、本人確認がうまく通らなかったり、期限が過ぎて勝手にキャンセルされた場合の代替案としてもおすすめです!
Apple Trade-in (オンライン) は2通りまとめ
今回も長くなってしまいましたが、Apple Trade-in(オンライン)の下取りと買取の違いはご理解いただけましたでしょうか?
もう一度おさらいをしましょう。
下取りと買取の意味の違い
- 下取り … 製品購入が前提
- 買取 … 製品購入に関係ない
下取りのメリット
- 高額査定されやすい
- 現金で換金される
- 購入製品にそのまま充当できる
下取りのデメリット
- 対象製品の購入が必須
- 条件や手続きが複雑
- 換金まで時間がかかる
買取のメリット
- 手続き完了まで早い
- 購入しなくても買取ができる
- 買取製品に縛りがない
買取のデメリット
- 査定額が安め
- ギフトカードでの還元
- 絶対的な強いメリットがない
下取りと買取の比較表
下取り | 買取 | |
窓口 | Apple | BrightStar (委託業者) |
返金方法 | 現金 (例外あり) |
GiftCard |
期限 | × | ○ |
製品購入 | 必須 | 不要 |
査定額 | ○ | △ |
スピード | × | △ |
配送業者 | ヤマト | 佐川急便 |
必要書類 | 2点 | 1点 |
回収方法 | 集荷 | キット |
事前梱包 | 不要 | 必要 |
手続き | 複雑 | 普通 |
Apple Trade-inという同じ名前で、オンラインから行うという共通点もありますが、まったく違うプログラムだということが今回の記事で伝わっていれば嬉しいです。
ここまで読んでくれた方なら、もう大丈夫かと思いますが、実際やってみて思ってたのと違う!ってならないことを願っています。
今回は以上となります。
本記事があなたの参考になれば幸いです。
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