いきなりですが、Appleストアには、2種類の学割制度があるのはご存知でしょうか?
- 学生・教職員向けストア
- Apple on Campus
どちらも学割価格で通常のAppleストアで購入するよりも安価に購入することができますが、2つの価格は異なる上に、時期や条件によって、どちらをお勧めできるかが変わってきます。
結論、この2つのストアは全くの別物です。
本記事の対象
- 学生もしくは教職員
- MacやiPadを購入検討中
- 2つのストアの違いを知りたい
本記事を読むと、Apple on Campus(以後:AOC)と学生・教職員向けストアの違いを知ることができます。
Apple on Campusと学生・教職員向けストア2つのストアの決定的な7つの違い
Apple公式の学割ストア
- 学生・教職員向けストア
- Apple on Campus(AOC)
この2つのストアはともにApple公式の学割制度ですが、まったくの別物です。
Apple on CampusのことをAOCと略す機会が多いので、事前に頭に入れておいてください。
2つのストアの違い
- 注文窓口が異なる
- 対象者が異なる
- 対象製品が異なる
- 価格が異なる
- 学割キャンペーン適用の有無
- 楽天リーベイツの特典の有無
- 請求明細が異なる(CP中のみ)
※ CP…学割キャンペーン
注文窓口が異なる
そもそもお互い全く違うストア
注文窓口の違い
学生・教職員 | AOC |
オンライン 電話 Apple直営店 |
学内PC 電話 Apple直営店 |
※ 電話窓口はともに0120-994-994
上記の赤字が両者の違いとなり、AOCに関しては電話やApple直営店では注文できない学校もあるので事前に確認が必要です。
2つともまったく違うストアなので、注文を間違えた場合は途中で変更ができないため、キャンセルして改めて注文する必要が出てきます。
Macの場合、1人につき1年間で1台しか注文できないので、注文が進んでる場合は返金等がすべて完了しないと注文し直すことができません。
注意ポイント
対象者が異なる
学生教職員ストアはPTA役員も対象
2つのストアともに、ただ学生や教職員、PTAというだけでなく、学校の条件もあります。
対象者の違い
学生・教職員 | AOC |
【学生】 大学・高等専門学校 専門学校・大学受験予備校 . 【教職員・PTA役員】 小学校・中学校・高校 大学・専門学校 |
AOC加盟校の 学生・教職員 |
学生教職員ストアの対象となる学校は学校法人である必要があります。大学、高等専門学校、専門学校に進学が決まった生徒と大学受験予備校生は父母の代理購入もできます。
教職員やPTA役員に関しては、小学校以降の学校であれば対象となります。
AOCは在籍する学校がAOCに加盟していないと、AOCの対象ではありません。
対象製品が異なる
学生教職員ストアの方が対象が多い
対象製品の違い
学生・教職員 | AOC |
Mac ディスプレイ Apple Care+ iPad アクセサリー |
Mac ディスプレイ Apple Care+ |
Macとは下記全般を指します。
- MacBook Air
- MacBook Pro
- iMac
- iMac Pro
- Mac Pro
- Mac mini
AOCの対象製品に加えて、学生教職員ストアはiPadやApple Pencil、スマートキーボードなどのアクセサリーも対象となります。
価格が異なる
価格はAOCの方が安い
税抜価格の違い
製品名 | 通常 | 学生・教職員 | AOC |
MacBook Air | 104,800円〜 | 93,800円〜 | 90,048円〜 |
MacBook Pro | 134,800円〜 | 123,800円〜 | 118,848円〜 |
iMac | 120,800円〜 | 114,800円〜 | 110,208円〜 |
iMac Pro | 558,800円〜 | 513,800円〜 | 493,248円〜 |
Mac Pro | 599,800円〜 | 559,800円〜 | 537,408円〜 |
Mac mini | 72,800円〜 | 70,800円〜 | 67,968円〜 |
Pro Display XDR | 529,800円〜 | 486,800円〜 | 467,328円〜 |
iPad Pro | 84,800円〜 | 79,800円〜 | |
iPad Air | 62,800円〜 | 57,800円〜 | |
iPad | 34,800円〜 | 32,800円〜 | |
iPad mini | 45,800円〜 | 43,800円〜 |
Apple on Campusの方が学生教職員ストアに比べてMacの価格が4%安くなっています。
iPadは両方とも同じ価格です。
学割キャンペーン適用の有無
Apple on Campusは適用外
学割キャンペーンの違い
学生・教職員 | AOC |
⭕️ 適用 | ❌ 適用外 |
2021年3月現在開催中の学割キャンペーンは学生・教職員向けストアでのキャンペーンのため、Apple on Campusは対象外となります。
学割キャンペーン対象製品
製品名 |
もらえる |
|
Mac | iMac | 18,000円分 |
iMac Pro | ||
MacBook Pro | ||
MacBook Air | ||
iPad | iPad Pro | 12,000円分 |
iPad Air |
上記のように学割キャンペーン期間中に対象製品を学生・教職員ストアで購入するとApple Storeギフトカードがもらえます。
MacBook Airの価格差(税込)
AOC | 学生・教職員 | 一般 |
99,052円 | 103,180円 (特典18,000円分) 実質85,180円 |
115,280円 |
このように価格で見るとApple on Campusの方が安いですが、学割キャンペーン期間中に限り、Macの場合だと18,000円分のギフトカードがもらえるので実質価格でいうと学生・教職員ストアの方がお得になります。
学割キャンペーン中の支払方法
学割キャンペーンは分割払いができない
支払い方法 |
学生・教職員 |
AOC |
クレジットカード |
⭕️ |
⭕️ |
クレジットカード |
❌ |
⭕️ |
銀行振込 |
⭕️ |
⭕️ |
コンビニ払い |
⭕️ |
⭕️ |
ApplePay |
⭕️ |
⭕️ |
Apple Store |
⭕️ |
⭕️ |
ローン |
❌ |
⭕️ |
現金引換 |
❌ |
⭕️ |
※ CP…学割キャンペーン
学割キャンペーンの対象製品は分割払いだけでなく、現金引換(代引き)もできません。AOCでも製品によっては不可の場合もあります。
Apple on Campusはそもそもキャンペーン対象外なので支払い方法に影響はありません。また学生・教職員ストアでもキャンペーンの対象外の製品を購入するときは分割払いも可能です。
-
Apple学割キャンペーン中に分割払いの注文ができない時の3つの選択肢
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楽天リーベイツの特典の有無
学生・教職員ストアのみ対応
楽天リーベイツの違い
学生・教職員 | AOC |
⭕️ 適用 | ❌ 適用外 (例外除く) |
楽天リーベイツとは?
楽天が運営するネットショップまとめサイト
簡単にいうと、楽天リーベイツを経由して、注文をAppleのホームページから行うだけでお得になるサービスです。
ただ楽天リーベイツのサイトを経由するだけで代金の1%(多いときは数%)の楽天ポイントにて還元されます。
MacBook Airの購入例
Apple | 楽天リーベイツ | |
本体価格 | 93,800円 | 93,800円 |
ポイント還元 | - | 938円分 |
初回特典 | - | 500円分 |
消費税 | 9,380円 | 9,380円 |
実質価格 | 103,180円 | 101,742円 |
ただ楽天リーベイツのサイトを経由してAppleの購入サイトに行くだけで初回の場合、1,500円近くの楽天ポイントがたまります。
Appleのサイトに入って学生・教職員ストアに移動することはできても、Apple on Campusのページには直接行くことができないので、対象は学生・教職員ストアのみとなります。
ただ、AOCも同様に楽天リーベイツの特典を受けられる裏技があるのでご案内します。
AOCでも楽天ポイントをもらう方法
- 楽天リーベイツに入る
- ログインする
- Appleのストアに入る
- Appleのストアを出る
- Apple on Campusの注文をする
ここでのポイントは、注文するデバイスから一度楽天リーベイツを経由して、事前にAppleのサイトに入っておくことです。
Apple on CanmpusのサイトにAppleの公式サイトから直接行くことができなくても、AOCはApple公式サイトの一部なので、楽天リーベイツ経由で一度ストアに入れば対象になります。
楽天リーベイツを経由したAppleのサイトからそのまま購入すると、通常のオンラインストアからの購入になってしまうので、Appleのサイトを経由した後は出て、改めてApple on Campusのページから購入するようにしましょう。
\Apple製品がお得に買える!/
ただ、学校の専用サイトの仕様によっては対応していない学校もあるので、できたらラッキーぐらいで考えておいてください…(^_^;)
あくまで通常は対象外ですので、対応しなかった場合の責任はとれませんw
楽天リーベイツの詳細
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請求明細が異なる
学割キャンペーンは請求がややこしい
学割キャンペーンの請求はとても複雑なので、経費や補助金などで購入を検討している方はキャンペーンでの購入はおすすめできません。
その理由は後ほどお伝えしますが、その前に突然ですが、問題です。
下記は学割キャンペーン中の注文履歴となりますが、どのように請求がかかると思いますか?
上記の表記をまとめると下記になります。
注文時の表記
表記 | 金額 |
小計 | 93,800円 |
送料 | 無料 |
消費税 | 7,580円 |
合計 | 101,380円 |
合計割引額 (税別) |
18,000円 |
Apple学割キャンペーンは対象製品を購入すると自動的にギフトカードがついてくるのですが、そのために請求が複雑になっています。
実際の請求明細
順番 | 製品名 | 実際の請求額 |
1 | ギフトカード (還元分) |
¥18,000 |
2 | MacBook Air (税込) |
¥83,380 |
合計 | ¥101,380 |
このように2回に請求が分かれる上に、特典でもらえるはずのギフトカード18,000円の請求が一番最初にかかります。
学割キャンペーン時の請求
-
Apple学割キャンペーンのクレジットカード請求に隠された3つの謎とは?
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簡単にいうと明細だけで見ると、ギフトカードを買ったのと同じように見えます。
対して、Apple on Campusは学割キャンペーン対象外なので、当然ですが明細にギフトカードは表記されません。
ですが、個人的には経費で落とすのであれば通常のストアで注文することをおすすめします。
Apple on Campusと学生・教職員向けストアまとめ
いかがでしたでしょうか?
同じApple公式の学割ですが、仕組みが違うのは理解いただけましたでしょうか。
2つのストアの違い
- 注文窓口が異なる
- 対象者が異なる
- 対象製品が異なる
- 価格が異なる
- 学割キャンペーン適用の有無
- 楽天リーベイツの特典の有無
- 請求明細が異なる(CP中のみ)
※ CP…学割キャンペーン
どっちがおすすめ?
基本はApple on Campusだが、学割キャンペーン中は学生・教職員ストア
基本的にはApple on Campusの方が安いですが、学割キャンペーン期間中だけは学生・教職員ストアの方がお得になります。
学生・教職員ストアがおすすめ
- 学割キャンペーンで対象製品を買う人
- 価格の安さよりお得さ重視の人
(学割キャンペーン中の場合に限る)
AOCがおすすめ
- Apple on Campus対象の人
- 学割キャンペーン期間以外で買う場合
はっきり言って2つのストアの違いどころか、Apple on Campus自体の認知度が低いため、対象の学校に通ってる学生ですらAOCの存在を知らない人も多いのが実情です。
知り合いに学生や学校の先生がいる方は、教えてあげるとおそらく喜んでくれる人も多いと思うので、ぜひ教えてあげましょう♪
今回は以上となります。
本記事があなたの参考になれば幸いです。
また別の記事でもお待ちしています!
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