eSIMという言葉は耳にしたことがあっても、いまひとつよくわからないという方も多いかと思いますが安心してください。それが普通なので。
ただ、今はまだ認知度が低いeSIMが今後SIMカードと代わってスタンダードになりえるほど、飛躍的に普及が進むので注目しておきましょう。
eSIMとは、SIMカードと機能は全く同じですが、物理的なカードがないSIMになります。
音楽で例えるなら、SIMカードはCDで聴き、eSIMはApple Musicなどで音楽を聴くのと同じようなイメージですかね。
SIMとeSIMの違い
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【ゲームで例える】SIM・eSIMとは?誰でも違いをわかりやすく解説します!
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本記事の対象
- スマホユーザーの全員
- eSIMの良さを知らない方
- いまSIMカードを使っている方
本記事を読むと、eSIMの普及が飛躍的に進む理由を知ることができます。
これからeSIMの革命が始まる!飛躍的に普及が加速する3つの根拠
eSIMが伸びる3つの根拠
- デジタルシフトする社会
- 大手キャリアのeSIM参入
- 楽天モバイルは無料で使える
eSIMの普及が飛躍的に加速する3つの根拠とは?① デジタルシフトする社会
形があるものはなくなる時代
インターネットで完結できるサービスへのパラダイムシフトが主流になる
現代を生きる私たちは様々なインターネットサービスを利用するのが当たり前となっていますが、かつては形あるものが主流でした。
もともと形があったものからインターネットで完結できるサービスに変わったものは、少し考えただけでも下記のようなものが挙げられます。
- 手紙→メール
- 写真→画像データ
- 現金→キャッシュレス
- 切符→モバイルSuica
- CD→音楽配信サービス
- DVD→動画配信サービス
- 有線LAN→無線LAN
- ATM→ネットバンキング
- 実店舗→ネットショップ など
こうやって改めて並べてみると多くのサービスが形あるものからネットで完結できるものに推移してきたことが実感できますね。
あなたは上記のサービスのうち、どれくらい使っていますか?人によっては全部使ったことがある方もいるのではないでしょうか?
この流れはスマホのSIMカードからeSIMに切り替わることも例外ではありません。eSIMが主流になる時代が来るのも時間の問題でしょうね。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
引用:平家物語
学生時代、教科書にも出てきた平家物語の冒頭で上記のような言葉があります。
- 諸行 … すべてのもの
- 無常 … 常が無く続かない
つまり「諸行無常」とは、すべてのものは必ず無くなるときが来るということを表します。
今までSIMカードが当たり前だったから、これからもSIMカードがスタンダードであり続けるということはありえません。eSIMに切り替わるタイミングがちょうど今ということです。
普通に考えて、わざわざSIMカードが手元に来るまで待たなくても、eSIMならネットで契約してすぐ使えるのでカードがある必要ないですよね。
低価格の実現が可能
企業としても、eSIMの方が低コスト
まずはSIMを提供する企業側の目線で考えてみますと、SIMカードよりも、eSIMの方が企業としてもコストがかかりません。
コストがかからない理由
- 物理的なカードを必要としない
> 生産コストが下がる
. - オンラインで契約が完結する
> 人件費など固定費が下がる
オンラインで契約が完結すれば、SIMカードを送る必要がないので輸送コストが下がり、SIMカードを作らなければ生産コストが下がります。
もはや実店舗がなくても成り立つので運営費や人件費が下がることも容易に想像できます。
つまり企業側としてはSIMカードよりもeSIMが普及した方が利益率が高くなるので、低価格でのサービス提供が可能になります。
利便性が上がる
手間が省けて、楽だし早い
SIMカードで契約する場合、ショップに出向いたり、郵送で送ってもらうなど手間と時間がかかりますが、eSIMの場合はオンラインでいつでもどこでも手続きが完結できます。
- すぐ契約やのりかえができる
- 店舗を探したり、行く必要がない
- SIMカードを取り出す必要がない
- SIMが届くのを待つ必要もない
- 初期不良やなくす心配がない
特に今は携帯キャリア同士の競争が激しくプラン内容の変更が頻繁に起こっています。そのため時期によって最適なキャリアは異なってきます。
SIMカードの場合は手続きに時間がかかって面倒なので、良い条件のプランが出ても結局今のキャリアのままというオチになりやすいですが、eSIMの場合はネットですべて完結するので、のりかえもフットワーク軽くできます。
契約する時以外にも、下記のように使う時にも便利な点があります。
- 電話番号を2つ持てる
- 通信を選べる
- 海外でも便利
SIMカードと併用することで電話番号を2つ持つこともできるので、仕事用とプライベートなど用途を分けることもできます。
eSIMであれば、スマホ上で回線の切り替えも簡単にできるので、今は山奥なのでドコモ、今は無制限に使いたいので楽天モバイルなど必要に応じて通信を使い分けられるので便利です。
海外でもSIMカードのサイズや、外国語が話せないなどを気にすることなく、ネットですぐ現地の安価な回線が使えるのもeSIMの良いところ。
eSIMの普及が飛躍的に加速する3つの根拠とは?② 大手キャリアのeSIM参入
ドコモ、au、ソフトバンクが参入
今年の春から、いよいよ大手キャリアでも「eSIM」が使えるようになった
今までは一部の限られた格安SIMでしか、eSIMを使うことができませんでした。
しかし、今年の春から今までeSIMの参入に難色を示して続けてきた大手キャリアも参入したことで、eSIMが使えるようになりました。
大手キャリアでないと信用できないという方でもeSIMが使える環境が整ったので、今後さらにeSIMの普及は広がっていくでしょう。
選択肢が増えた
eSIMを扱うブランドが増えた
2021年春の今、国内4大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)が今までとは大きく変わるプランのサービスが開始されて通信業界は激動の時代を迎えております。
キャリア | ブランド名 | 価格 |
ドコモ | ahamo (アハモ) |
2,970円 |
au | povo (ポヴォ) |
2,728円 |
ソフトバンク | LINEMO (ラインモ) |
2,728円 |
ソフトバンク | Y!mobile (ワイモバイル) |
2,178円〜 4,158円 |
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ (アンリミット6) |
無料〜 3,278円 |
価格帯が大幅に下がったことはご存知かと思いますが、上記すべてのブランドがeSIMを取り扱うことになったことは意外と知られていません。
今までは国内でeSIMを扱うブランドは2社(楽天モバイルとIIJmio)のみでしたが、すべての大手キャリアがeSIMに参入したことで選択肢が少ないというデメリットは解消されました。
のりかえの敷居が下がる
のりかえの円滑化を総務省が推奨してる
利用者の利便性向上を目的として、総務省は携帯事業者へさまざまな施策を推奨しており、少しずつ改善されてきています。
今までに改善されたこと
- SIMロックの解除
- MNP手数料の無料化
- 価格プランの見直し
- eSIMの大手キャリア導入
一括払いで支払済みなど条件が満たされてる状態で申し出があればSIMロックが解除できるようになったり、のりかえ時のMNP手数料が無料になったりと昔に比べればだいぶのりかえやすい環境になってきました。
今後は下記のようなことが見直される予定です。
今後に改善が期待できること
- SIMロック一律禁止
- キャリアメールの持ち運び
- MNP手続きの円滑化
どのキャリアでも使えるSIMフリー端末になったり、今使ってるキャリアメールが他社でも使えるようになったり、のりかえ時に予約番号を取得しなくていい仕組みになったら、のりかえはますます気軽にできるようになりますね。
いずれも今後2年以内に改善できるようにと動いているようですので楽しみですね!
ユーザーにとっては、ありがたいことだけど!
eSIMの普及が飛躍的に加速する3つの根拠とは?③ 楽天モバイルは無料で使える
ここでおすすめする楽天モバイルの契約方法は、eSIMもしくはスマホ2台持ちの新規契約です。
1GB未満なら無料
以前までの楽天モバイルのプランはデータ使用量に関わらず月額3,278円でしたが、新プランからは最大3,278円で1GB未満なら無料という素晴らしいプランにリニューアルされました。
楽天モバイルは通話もRakuten Linkというアプリを使えば、スマホや固定電話へもかけ放題で無料で通話できます。
Rakuten Linkのすごいところは、LINEのようにアプリ間の通話ではなく、相手がアプリを使っていなくても、自分の電話番号でかけられるので、相手から見たら普通に電話が来るのに無料でかけ放題なところ。
eSIMでメインのスマホで使っても、サブ機で使っても電話番号が2つ使えて、通話料も無料で使える上に5,000円分の楽天ポイントが誰でももらえるってお得すぎませんか?
のりかえ不要
eSIMやスマホ2台持ちなら乗り換え不要
楽天モバイルにのりかえるのは勇気がいるという方でも、eSIMやスマホ2台持ちならのりかえる必要はありません。
いま使っているキャリアに追加して契約することで、今のキャリアと楽天モバイルの通信を使い分けることができるようになります。
電話番号やLINEが2つ作れる
電話番号はeSIMも対象だが、LINEアカウントはスマホ2台持ちに限る
eSIMやスマホ2台持ちで契約すると2つの電話番号を使えるようになります。
LINEは1台のスマホに1つのアカウントしか持てませんが、サブ機があればLINEアカウントを2つ作ることもできるので、下記のようにアカウントを分けることもできます。
2つにアカウントを分ける例
- プライベートと仕事用
- 友達と公式アカウント
- 自分用と子供用
- トークとグループ
- 浮気相手の連絡手段(非推奨w)
電話番号やLINEアカウントを無料で2つ作れる上に5,000円分の楽天ポイントがもらえるのであれば、契約しない手はないと思いませんか?
しかも契約料・維持費・解約料も無料なので、気に入らなかったら解約すればいいというか、使わなければ解約しなくても料金は発生しません。
楽天モバイルからiPhoneが新登場
最新のiPhoneが楽天モバイルでも買える
iPhoneシリーズは国内で圧倒的なシェアを持つ一方、これまで国内4大キャリアの中で、楽天モバイルだけが唯一取り扱っていませんでしたが、この春にいよいよ楽天モバイルからもiPhoneが買えるようになりました。
楽天モバイルのSIMを使うときはAppleで購入したSIMフリーのiPhone以外は他社のスマホの場合、SIMロックの解除が必須でしたが、楽天モバイルで購入することでSIMロックの解除の手間が省けるようになりました。
しかも楽天のiPhoneはAppleストアで購入するiPhoneと同様にSIMフリーにも関わらず、最大2万円相当の楽天ポイントも還元と激アツです!
今後Appleストアで購入していた人も楽天モバイルでiPhoneを購入するのがスタンダードになるかもしれませんね!
楽天モバイルがiPhoneの販売を実現したことは、今後ますます楽天モバイルの躍進につながることは間違いないでしょう。
eSIMの普及が飛躍的に加速する3つの根拠とは?まとめ
いかがでしたでしょうか?
eSIMが今後伸びる絵は浮かびましたでしょうか?今はまだSIMカードが主流ですが、今後eSIMが世界を席巻する未来は近いかもしれません。
① デジタルシフトする社会
- 形があるものはなくなる時代
- 低価格の実現が可能
- 利便性が上がる
② 大手キャリアのeSIM参入
- ドコモ、au、ソフトバンクが参入
- 選択肢が増えた
- のりかえの敷居が下がる
③ 楽天モバイルは無料で使える
- 1GB未満なら無料
- のりかえ不要
- 電話番号やLINEが2つ作れる
- 楽天モバイルからiPhoneが新登場
今回は以上となります。
本記事があなたの参考になれば幸いです。
また別の記事でもお待ちしています!
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