今まではAppleオンラインストアで領収証をもらう場合は改めて発行依頼をする必要がありましたが、2021年6月より仕組みが変更されました。
正しい仕組みを知っていれば便利になった反面、知らずに今まで通りに注文した人からしてみると厄介な仕組みなので注意が必要です。
会社での経費精算や、補助金などの申請を目的に領収証を発行する場合は特に注意が必要です。
本記事の対象
- 領収証を発行したい
- 名義を会社名にしたい
- どう変わったか知りたい
本記事を読むと、Appleオンラインストアでの領収証発行がどのような仕組みに変更されたかを知ることができます。
結論、法人名義でも領収証を出すことは可能ですが、名義を後から変更して発行することはできなくなりました。詳しくは後ほどご説明します。
Appleオンラインストア領収証・請求書・納品書領収証が発行される仕組みの変更点
2021年6月より改変された仕組み
- 注文時の情報で自動発行
- 注文後による名義変更は不可
主な変更点
変更前 | 変更後 | |
発行方法 | 要依頼 | 自動メール送信 (製品の発送時) |
発行書類 | 領収証のみ | 領収証 納品書 請求書 ※ |
名義変更 | 可能 | 不可 |
※ 代金引換(代引き)が発行する書類は請求書のみ
過去にAppleオンラインストアで領収証を発行したことがある方はお分かりかと思いますが、以前までは発行依頼をかけないと領収証をもらうことができませんでした。
現在では領収証の発行依頼をすることなく、製品が発送された後に自動的にメールでPDFが添付されて送られるように変更されました。
いつ、どのように発行されるの?
注文時に入力した情報で、注文した製品が発送された後にPDF形式でメールが届く
今は領収書の発行を改めて依頼する必要はなく、注文した製品が発送されるタイミングに領収証・請求書・納品書の3点セットで「請求金額のお知らせ:XXXXXXXXXX(10ケタの番号)」という件名のメールが届きます。
メールはApple IDに登録されているメールアドレスではなく(同じアドレスを入力した場合はその限りではない)注文時に入力したメールアドレスにPDF形式のメールで届きます。
以前と同様に紙面では郵送されないので、領収証を紙面で提出が必要な場合などはPDFからプリントアウトして使いましょう。
PDFメールで送られる書類
- 納品書
- 請求書
- 領収証
> 領収証・請求書・納品書サンプル(クレジットカード・銀行振込・コンビニ払込・ペイディ)
代金引き換えの場合、代金を回収する配送業者が発行する領収証が正規の領収証となり、Appleから領収証は発行されません。
注意ポイント
送られてくるタイミング
製品が発送されるのと同じくらいの時期
製品の発送案内メールが送られてから、約1時間後に領収証メールは請求書と納品書がセットでPDFメールにて届きます。多少タイムラグはありますが、製品が届くまでには送られます。
製品が発送されてから48時間以上経過しても届かない場合は迷惑メール設定で弾かれていたり、アドレス自体が使われていなかったり、間違えている可能性があるので、届いていない場合は0120-993-993に確認しましょう。
後ほど詳しくお伝えしますが、複数の製品を1回の注文で行っても、届く日が異なる場合、それぞれ製品が発送されたタイミングで領収証も個別で発行されるので注意が必要です。
件名の番号はメールにより異なる
- 領収証:
請求金額のお知らせ:番号10ケタ
. - 発送案内:
お客様の商品は発送中です。ご注文番号:Wから始まる9ケタの番号
上記の発送案内のメールの件名は自宅や勤務先などを配送先に設定した場合であり、Appleストアやコンビニなどで受け取りを指定した場合はメールの件名は異なります。
領収証メールの件名だけは他のメールと異なり、10ケタの番号が記載されているので、よくある不正請求メールと疑いがちですが、製品が発送された後に届いたのであれば問題ありません。
Appleオンラインストア領収証・請求書・納品書変更点①:注文時の情報で自動発行
領収証発行の依頼が不要になった
注文した製品が出荷された後に自動的にメールで送られる
2021年6月より以前では、領収証の発行を希望する場合、以下の領収証発行依頼フォームから改めて依頼する必要がありました。
ただ、いまは注文時に入力した名義や住所の情報で自動的に領収証がメールで送られるようになったため、上記の発行依頼フォームはなくなり、オンラインから発行依頼ができなくなりました。
なので、領収証に希望の名義や住所などの情報を記載したい場合は、注文の時点で請求先情報に入力する必要があります。
製品が発送されるたびに発行される
複数の製品を注文して、それぞれ届く日が異なる場合、1つの領収証にまとめることはできない
たとえば下記のようにお届け日が異なる製品を同時に注文したとします。
製品 | お届け日 |
iPad | 2週間後 |
iPadカバー | 翌日 |
この場合、領収証は製品が発送された時に毎回発行されるので、発送日が異なると1枚の領収証にまとめることができません。
領収証を1つにまとめたいからといって、発送する日を合わせることもできません。
記載される日付は発送された日
領収証に記載される請求日の日付は支払い方法に関係なく、製品が発送された日
銀行振込やコンビニ払いのような現金払いでも、入金日ではなく、クレジットカードと同様に製品が発送された日付が請求日として記載されます。
そして請求日の他にも金額や名義などの記載内容は変更してもらえません。請求書には請求日(発送日)に加えて注文日の記載もあります。
お届け日が数週間先などの場合、注文した月と製品が発送された月が異なることもあるため経費精算などで領収証が必要な方は注意です。
注意ポイント
Appleオンラインストア領収証・請求書・納品書変更点②:注文後に名義変更は不可
法人名義で発行したい場合は注意
注文後に名義や住所など、領収証に記載される内容は変更できない
個人の名義で注文した後に領収証の名義を会社名に変更することはできません。
注文時にオプションで会社名を追記できますが、個人名義の入力が必須のため、個人名義を抜いて会社名だけを名義にすることはできません。
どうしても会社名だけの名義で領収証が欲しい場合は、下記のように個人名義の苗字と名前の箇所に会社名を入力する必要があります。
- 姓:株式会社
- 名:○○製作所
ただし、上記の方法で会社名を入力した場合、1万円以上の下取りはできなくなります。
1万円以上の下取りは特に注意
配送先の情報が本人確認書類と一致しないと下取りができない
1万円以上の下取りを同時に申し込んだ場合、本人確認が入ります。
ここでの本人確認は配送先の情報と後日アップロードする本人確認書類と情報が一致しているかの確認となるので、配送先を勤務先に設定した時点で確実に本人確認は通らなくなります。
下取りの本人確認に潜む罠
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請求先ではなく、配送先で本人確認が入るので、請求先を勤務先、配送先を自宅の情報で入力すれば問題ありません。
どうしても請求先、配送先の両方を勤務先の情報で書類を出したい場合は、両方勤務先の情報を入力して注文した後に0120-993-993に連絡して、下取りの集荷先住所だけ自宅の住所に変更してもらう必要があります。
ポイント
下取りの集荷先情報は領収証などの書類には記載されない
ただ、Appleでも変更できるのは住所だけなので、個人名義の苗字と名前の箇所に法人名を入れていた場合は変更不可となり、下取りは続行できなくなるので注意しましょう。
Appleオンラインストア領収証・請求書・納品書まとめ
いかがでしたでしょうか?
少々複雑に感じたかと思うので、もう一度おさらいのために復習していきましょう。
仕組みの変更点
変更前 | 変更後 | |
発行方法 | 要依頼 | 自動メール送信 (製品の発送時) |
発行書類 | 領収証のみ | 領収証 納品書 請求書 ※ |
名義変更 | 可能 | 不可 |
※ 代金引換(代引き)が発行する書類は請求書のみ
メリット
- 改めて依頼する必要がない
- 早く領収証が手に入るようになった
- 領収証の他に請求書、納品書も届く
デメリット
- 法人名義だけで出したい場合は厄介
- 名義変更ができないため、変更する場合は注文をやり直す必要がある
一番大きな変更点は、改めて領収証の発行依頼をかけなくても自動的にメールで届くようになり便利になった反面で、注文時の名義を変更できなくなったので、あとで変更できると思って注文された方は地獄を見ます。
名義を変更するためには、返品して改めて注文するしか方法がありません。返品期限も製品が届いてから14日以内なので、期限を過ぎてしまうと最悪何もできなくなります。
なので、領収証の名義にこだわる方は、入力する情報を必ず確認してから注文しましょう!
注意ポイント
Appleオンラインストアで領収証の発行を希望するすべての方にこの情報が届けば幸いです。
今回は以上となります。
本記事があなたの参考になれば幸いです。
また別の記事でもお待ちしています!
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