本記事はこのような方を対象としています。
私もブログを始めた当初は、ページとか、セッション、ページビューが全部似たような意味と思っていて、違いが分かっていませんでした。
本記事の対象
- 用語の意味と違いを知りたい
- 見るべきポイントを知りたい
- 解析をブログ運営に活かしたい
この記事は「アナリティクス分析で必要な用語の意味を知りたい。見るべきポイントを知って、アクセス解析をブログ運営に活かしたい」という方に向けて書いています。
これからブログを本気で頑張りたいと思っている方にとって、ブログのアクセス解析は切っても切れない関係です。
本記事を読むと『Googleアナリティクス』の用語を理解して有効活用することができる上に、改善するべきところが明確になり、今後のブログ運営に役立ちます。
Googleアナリティクスとは?
『Googleアナリティクス』は、Googleが提供する無料のサービスで、下記のような情報を確認できるアクセス分析ツールです。
分析できる項目
- ユーザー数
(何人がブログを見たか) - セッション
(何回ブログを見に来たか) - ページビュー数
(何ページ見られたか) - 平均滞在時間
(どれくらいの時間見ているか) - 直帰率
(他の記事を見ずに離脱した率) - 離脱率
(どのページで離脱しやすいか) - 集客
(どのサイトから見に来たか) - ランディングページ
(どのページから入ったか) - 読者層
(読者の男女比、年齢比を知る)
これらはあくまで数ある分析項目の一部ですが、多くの役立つ情報をすべて無料で知ることができる数ある神ツールの1つです!
これらの用語はブログを続けていく上で、避けては通れないので、全部覚えましょう!
まだ導入していない方は、下記の記事を参考に登録することをおすすめします。
-
【2020年最新版】Googleアナリティクス導入時の設定手順の流れ
続きを見る
Googleアナリティクス用語解説
ここではGoogleアナリティクスを活用する上で、最低限知っておくべき用語を解説します。
- ユーザー
- セッション
- ページビュー
- 平均セッション時間(滞在時間)
- 直帰率
- 離脱率
アクセス解析はSEO対策の振り返りとして、とても重要な作業となります。
どの記事がよく読まれていて、どの記事が読まれていないかの確認は必須タスクです。
ユーザー
ユーザーとは
「サイトを閲覧している人数」を指す
どれくらいの人数が自分のブログを見に来ているかを分析する上で役立つ数字です。
上の写真で言うと、2人が見てるのでユーザー数は「2」となります。この2人が1日に何回ブログを見ても、ユーザー数は「2」から変わりませんが、厳密にいうと人数ではなく、ブラウザ単位の数となります。
例えば私があなたのブログに下記のようなブラウザでアクセスしたとします。
- PC … Internet Explorer
- タブレット … サファリとクローム
- スマホ … サファリ
実際アクセスしているのはわたし1人なのですが、この場合、ユーザー数としては、4ユーザーとカウントされます。
よって、必ずしも正確な人数ではありませんので、あくまで目安として捉えましょう。
ユーザーを増やすためには、Google検索などで上位表示されるようにSEO対策を行ったり、クリックしてもらえるようなタイトルをつくるなどの対策が必要です。
セッション
セッションとは
「ブログに訪れた回数」を指す
自分のブログにアクセスされた回数を分析する上で役立つ数字です。
上の画像のように、たとえば2人が朝と夜に1回ずつブログにアクセスした場合は、セッション数が4回になります。
人数の割にセッション数が多い場合は、何回も見に来てくれていることになるので、ブログに興味を持ってくれているのかもしれませんね!
ただ下記の場合、セッションが終わります。
- 何もせず30分が経過した場合
- 操作中に午前0時になった場合
操作が行われない状態で30分が経つとセッションが終了と判断されます。
よって、30分間同じサイトを開いたまま、席を外してまた29分後に戻ってきたら「1」のままですが、31分後以降に再び操作をした場合は「2」と換算されます。
30分という時間設定は変更可能なので、詳しくは「アナリティクスヘルプ」をご覧ください。
操作中に午前0時を迎えた場合も実際は1セクションでも、日付が変わることで1セクション追加されて、合計「2」とカウントされます。
ページビュー(PV)
ページビュー(PV)とは
PVは”Page View”の略で、「見られたページ数」を指す
自分のブログの記事が何ページ見られたかを分析する上で役立つ数字です。
上の画像で言うと、見られたページ数が2人合計で10なので、10PVとなります。
人数やセッション数に対して、閲覧ページ数が多いということは、興味を持って複数ページ見ていただけているのでコンテンツや導線設計がうまくいっていると考えられます。
その一方で、さっきまで見ていたページに戻る動作もページ数にカウントされるので、本来の知りたい情報にありつけず、複数のページを行ったり来たりしてページビュー数が多くなっている場合もあるので、注意が必要です。
ユーザー・セッション・ページビューの違い
それでは問題です。
上の画像はそれぞれユーザー・セッション・ページビューのカウント数はいくつでしょう?
この3点は非常に似た性質があるので、理解できたかチェックしてみましょう。
いずれも同じ日で、1回の閲覧時間は10分程度、デバイスは2人とも自分のスマホからアクセスしていることを条件としましょう。
問題の答え
- ページ数:3
. - セッション数:4
. - ページビュー:9
イメージできましたでしょうか?
少しややこしいかもしれないので、下記のように覚えておきましょう!
3つの違い
- ページ数
→ 人数(ブラウザ数)
. - セッション数
→ アクセス回数
. - ページビュー(PV)
→ アクセスされたページ数
平均セッション時間(滞在時間)
平均セッション時間は「どのくらいの時間ブログを見ていたか」の1ユーザーあたりの平均ブログ滞在時間になります。
こちらの計算方法をご案内しますが、必ずしも正確な時間ではないので注意してください。
ブログの閲覧開始から離脱したページの手前のページまでの滞在時間を計測しているため、ブログから離れる(離脱)前に見ていた最後のページの滞在時間は計測の対象になりません。
ここで問題です♪
下記の2人は、あなたのブログにアクセスして3ページ閲覧したとします。2人それぞれの平均セッション時間は何分でしょう?
問題の答え
- いぬ:8分
. - わたし:4分
Googleアナリティクスでは、ページを離れる直前にアクセスしていたページの滞在時間は計測の対象に入らずカウントされません。
ページ | いぬ | わたし |
1ページ | 7分 | 2分 |
2ページ | 9分 | 6分 |
3ページ | 0分 | 0分 |
合計 | 16分 | 8分 |
平均セッション時間 | 8分 | 4分 |
つまり、離脱する直前に読んでいた最後のページがどれだけ長く読まれていたとしても、平均セッション時間に影響はありません。
今回でいう計測の対象は1ページ目と2ページ目になるので、2ページの平均滞在時間が平均セッション時間となります。
この考えで言うと、最初にアクセスしたページを20分とか読まれていても次のページに移らず、そのまま離脱された場合、滞在時間はカウントされず、「0」となります。
直帰率
直帰率とは
「全セッションに対して、直帰したセッションの割合」を指す
直帰とは、ユーザーがアクセスしたページから他のページに移動することなくサイトを離脱する行為を指します。
つまり、1ページだけ見て離脱する人が多くなることで「直帰率」は高くなります。
直帰率が高いのは悪なのか?
1ページだけしか見ないで離脱するのは一見悪いことのように見えますが、必ずしもそういうわけではありません。
たしかにアクセスしてみたはいいけど、つまらない、思ったのと違かったという理由で直帰になるケースもありますが、その1記事で知りたい情報がすべて解決して満足して離脱するケースもあります。
なので直帰率だけだと、その記事が良い記事なのか悪い記事なのかの判断が難しいので、滞在時間なども含めて分析することが大事です。
離脱率
離脱率とは
「全ページビューに対して、離脱したページの割合」を指す
直帰と離脱の違い
直帰は1ページのみを見て離脱するのに対して、離脱は複数のページを見たあとにサイトから離脱することを指します。
どちらも率が低いに越したことはないですが、ただ低ければいいというわけではないので、注意しましょう。
基本的なアクセス分析ポイント
ブログ全体のアクセス数
確認方法
「ユーザー」→「概要」
ブログ全体のユーザー数、セッション数、ページビュー数などが表示され、一番頻繁に確認する箇所かと思います。
こちらの数字は定期的にチェックすることで、ブログの健康状態を確認しましょう。
ページごとのアクセス数
確認方法
「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」
ページごとのアクセス数は、下記赤枠内のようにページビュー数で確認できます。
ページごとのアクセス数を確認することで、自分のブログでどの記事が人気があるのか、逆に見られていない記事(改善が必要な記事)が分かり、対策を練りやすくなります。
見られていないということはGoogle検索で上位検索されていなかったり、キーワードに魅力を感じずにクリックされないなどの原因が考えられるかもしれません。
平均ページ滞在時間
確認方法
「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」
平均ページ滞在時間は、上のページごとのページビュー数と同様の場所で確認できます。
先ほどご案内した平均セッション時間がブログ全体の滞在時間に対して、この平均ページ滞在時間は各ページの平均滞在時間となります。
算出方法は平均セッション時間と同様に、離脱する時に読んでいた最後のページの滞在時間は計測の対象になりません。
ブログ全体で見ることも大事ですが、ページ個別でどれだけ見られているかを意識することも同じく重要です。
アクセス状況を比較する
確認方法
「ユーザー」→「概要」
ユーザーやセッション数、ページビューなど好きな項目を下記のように一定期間内で比較することもできます。
オレンジが6月で、青が7月というように、実際に成長につながっているのかどうかをチェックすることも大事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はブログのアクセス解析にはかかせない「Googleアナリティクス」の用語解説と解析ポイントをお伝えさせていただきました。
最後に復習もふまえて、もう一度おさらいしていきましょう。
覚えておくべき用語
- ユーザー数
(何人がブログを見たか) - セッション
(何回ブログを見に来たか) - ページビュー数
(何ページ見られたか) - 平均滞在時間
(どれくらいの時間見ているか) - 直帰率
(他の記事を見ずに離脱した率) - 離脱率
(どのページで離脱しやすいか)
ユーザーがどのような情報を求めているのかを少しでも汲み取れるようになり、今後の記事構成を考える上でもアクセス解析重要です。
今回ご案内した『Googleアナリティクス』はブロガーならほとんどの方が導入している無料アクセス解析ツールです。
まだ導入していない方は、下記の記事を参考に登録することをおすすめします。
-
【2020年最新版】Googleアナリティクス導入時の設定手順の流れ
続きを見る
ユーザーが求める情報を、より多くの方に提供できる良質なコンテンツを目指して、日々精進していきましょう♪
今回は以上となります。
本記事があなたの参考になれば幸いです。
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