
このような悩みにお応えします。


本記事の対象
- 何が自分の強みかわからない
- アピールするような実績がない
- 自分より優れている人が多い
- 未経験でも転職を成功させたい
- 異業種への転職を検討している
転職活動をするにあたり、このような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事のテーマ
突然ですが、「自己PR」ってアピールすることが最大の目的と考えていたりしませんか?
そのように考えている方はぜひ本記事を読んでいただけると嬉しいです。おそらく自己PRに対しての考え方が変わると思います。
記事の信頼性
本記事を書いている私は、過去に大手企業を3社経験。30代で無職期間中に未経験業種から大手IT企業に転職できました。あと私自身も採用経験があります。
エントリーシート通過実績
- 銀行:三菱、みずほ、三井住友
- 証券:野村、大和など
- 保険:日本生命、住友生命など
- 航空:JAL、ANA
- テレビ:フジテレビ、テレビ朝日
- 通信:ドコモ、ソフトバンク
- 不動産:三井、住友、東急
- 旅行:JTB、HIS
- 鉄道:JR東日本、JR東海
- 人材:リクルートキャリア
- 芸能:ホリプロ
- IT系:現職なので、ヒ・ミ・ツ❤️
※ 新卒時含む
.


本記事は「自己PRといっても、自分にはアピールするような強みが見つからないよ」という方に向けて書いてます。
この記事を読むことで、「自己PRに対する概念、自分の強みは何かの探し方、未経験でも通過するエントリーシートの書き方」をイメージできるようになると思います。
この記事で自分の強みに気づき、他の人と比べて悩んだり、消耗する就職活動を避けられるようになれば幸いです。

未経験・スキルなしでエントリーシートを通過させる自己PRの書き方
この記事を読んでいるあなたは未経験でスキルなしの状態で異業種に挑戦しようとしているか、もしくはそれ以前に何を自己PRで書いていいかわからないと感じていると思います。
未経験で転職してきた求職者側と面接官として採用していた両方を経験を元にお伝えすると、
自己PRに過去の実績の大小は、あまり関係ない上に、強みがない人はいません。
たとえば車の免許を持っていないのにドライバーに応募するなど、募集要項の時点で絶対的に必要な資格やスキルがある場合はこの限りではありませんが、条件等がない場合はあまり過去の実績の大小は関係ないと思っています。

じゃあ、結論から言うね!

「手っ取り早く作り方を教えてよ!」という方のために結論から先にお伝えすると、
- 自分で探す(点をいくつか作る)
- ツール活用(点と点を線で結ぶ)
- プロに相談する(線を太くする)
まず自分で強みを探す→ツールで自己PRの方向性を決める、プロに相談することで、自己PRを仕上げにかかる。
これが結論、一番時間とお金をかけずに効果を最大限に発揮する方法ですが、まずは自分で考えてみる方法をご紹介します。
現状に不安を抱える転職希望者は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。


未経験でエントリーシートを通過させる自己PRの書き方① 自分で探す
誰でも書ける自己PRの書き方
- 他人と比較しない
- キーワードから探す
- 短所から探す
PRの定義とは?
自己PRの「PR」とは、Public Relationsの頭文字であり、下記のような意味を表します。
パブリックリレーションズとは、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団)との望ましい関係を創り出すための考え方および行動のあり方である。
.
出典:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会
現在では「PR」は「宣伝」とほぼ同じ意味で浸透しており、本来の持つ意味から離れてしまっているのが実情です。
よって、自己PRは実績を自慢する場ではなく、人事や面接官との良好な関係の構築作りが目的になるため、独りよがりのアピールは逆効果となるので注意しましょう。
❌ PR ≠ 宣伝
⭕️ PR = 良好な関係づくり


未経験でエントリーシートを通過させる自己PRの書き方他人と比較しない
過去の実績がすべてではない
まず自分の強みを考えるとき、やりがちなのが「他人との比較」


自分では長所だけど、他の人と比べると全然すごくないと思って、結局何を書いたら良いかわからなくなる方も多いのではないでしょうか。

結論、自分の中で強みなのであれば、自信を持って書きましょう。
他人と比較して劣っていたら書けないとなると、世界一の実力者しか強みを書けないことになりますよね…(^_^;)


過去の実績や経験が重要という方もいますが、たしかに実績がないよりあった方がいいのは間違いありません。
それは否めませんが、実績がすべてというわけではありません。
学歴が高く、資格やスキルをたくさん持っていたとしても、現場で役に立つとは限らないのと同じことです。


目立つ実績はないにしても、今までの経験から今後どのような活躍が期待できるかを面接官にイメージさせることが重要です。
このようにわかりやすい経験があればベストですが、なかなか難しいですよね。
・お客様満足度が常に上位5位以内
・コスト改善を○%改善させた
実績をもとにアピールする際に、何かすごいことを題材にアピールしないとパンチが弱いと思う方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことは一切ありません。
大事なのは、その実績をもとに今後どう活かせるか?人事はここが一番知りたいところです。
にもかかわらず、


ってなりますよね?
人事側としては、そういう話は山のように聞いてきてるので、そこからどう今後につながるかの話があれば、もちろんOKですが、ただの自慢話は正直うんざりしてます。

唯一今でも覚えていて驚いたのは、北欧諸国の外国人労働問題に関して、現地で法律の草案を通した経験がありますって言われたときくらいですかね。それはさすがにビビりました(^_^;)
それぐらいのパンチがあれば別ですが、先ほどもお伝えした通り、自己PRはあくまで良好な関係構築が目的なので、そこから何ができて、どう今後に活かせるって話ができるのが一番良いと思っています。
自己PRは過去の自慢大会ではない。人事も人間です。あくまで「今後の可能性」、「シンプルにこの人と一緒に働きたいと思うか」を人事は見ています。
なので、わかりやすい実績がなくても全然構わないので、題材にとらわれずに自分の特徴を考えてみましょう。
・ゲームは何時間でも続けてできる
・SNSなど流行には敏感
など、まずはどんな特徴でも構いません。
タイピングが早ければ実務に活かせますし、ゲームを何時間も続けるのも並の集中力ではできないと思いますし、流行に敏感なのもトレンドの波を追う業種には重宝されると思います。
まずはどんな小さなことでもいいんです。
とにかくまず見つけることが大事!そこからアレンジしていけばいいんです。
たとえば、掃除とかでも性格が出ると思います。2階建ての一軒家を掃除をするとしたら、あなたはどういう順番で掃除しますか?
・ 1階終わってから2階に行く
・ よく使う部屋から1部屋ずつ


全部の部屋を一通り、掃除するのか、それとも1階をまず終えてから、2階に行くのか、部屋に行く前に水回りを掃除するのかなど、やり方は人それぞれです。
・ 1階から2階(バランス型)
・ 1部屋ずつ(緻密的)
これは例えなので、どれが正解とかはありませんが、どのやり方でもカッコ内のように強みに言い換えられるということです。
要はモノはいいようですw
こんな感じで、他人と比較するのではなく、自分はどういう性格なのかを知るところから始めて、強みに変えましょう。
キーワードから探す
意外と自分の強みは気づかない
ほとんどの人が自分の強みを知らない、弱みさえ知らないとドラッカーは言います。個人の強みは当然としてできるが故に、自分では気づきにくいものなのです。
強みは当然とできるもので気づかない。
参照:経営学者 ドラッカー 氏
意外と自分では当たり前だと思っていても、一般的には長所という点もあるかもしれません。


自分で強みが見つけられない場合は、下記の項目の中から、自分にあてはまるものや共感できるものを探して、あてはまるものがあったら書き出してみましょう。
これ微妙だなーと思うものも、とりあえずは書いておいて、あとで精査しましょう!
- 親密性 じっくり付き合う
- 冷静沈着 落ち着いている
- 受容力 広く受け入れる
- 決断力 迷わず決める
- 悠然さ ゆったり構える
- 柔軟性 臨機応変に対応できる
- 現実思考 実現性にこだわる
- 自己信頼 信じた道を突き進む
- バランス 全体を考えられる
- 社交性 360°オープン
- 高揚性 ノリがよい
- 自立性 常に主体的
- 慎重性 掘り下げて考えられる
- 俊敏性 スピード第一
- 継続力 コツコツ続けられる
- 挑戦心 高い目標に向かう
- 感受性 場の空気を感じ取れる
- 独創性 オリジナリティ溢れる
あてはまるものがあったら、どんなささいな出来事でも構わないので、その項目に関するエピソードを探しましょう。
例えば継続力であれば、家計簿を数年取り続けてるとか、俊敏性であれば、メールは1時間以内に必ず返答するとか、何でもいいのでまずは書き出してみましょう。
最終的には過去の業務上に関するエピソードに紐づけられるのが理想です。


未経験でエントリーシートを通過させる自己PRの書き方短所から探す
短所から見つかる長所もある
強みから探すのが難しい場合は、逆に短所から消去法で探してみましょう。
あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる。
参照:心理学者 フロイト 氏
昔、「先生も昔は数学が嫌いだったけど、いまでは好きだよ」とかいう先生いませんでした?
これは多分自分の苦手を克服しようと努力して向き合ってるうちに好きになって、強みになったパターンかもしれませんね。
そもそも完璧な人間などこの世に存在しません。自分の弱さを認めることから始めて、強みを見出していきましょう。
こちらはさっきの強みとは真逆のことを言っています。この中で当てはまるものをピックアップしていきましょう。
- 付き合いが浅い
- 落ち着きがない
- 受け入れることが難しい
- 優柔不断
- 常に焦っている
- 頑固
- 現実離れした理想を追う
- 自分に自信がない
- 偏った考え方
- ひきこもり
- ノリが悪い
- 他力本願
- 慎重さがない
- 何をするにしても遅い
- すぐ飽きる
- 挑戦心がない
- 空気が読めない
- オリジナリティがない
たとえば落ち着きがないのであれば行動派、受け入れることが難しいのであれば、芯があるという風にも取れます。
他にもこんな感じで一見、短所と見えるところから長所に切り替えましょう!
- 短気→瞬発力、爆発力
- 他力本願→人海戦術
- 挑戦するのが怖い→慎重派
- 成長意欲がない→職人気質
- 決められたことが苦手→自主性
- 長続きしない→短気集中型
- 飽きっぽい→好奇心旺盛
- 悲観的→分析力がある
- 自分の意見が言えない→傾聴力
- リーダーシップがない→協調性
- 試行錯誤が苦手→一点突破型
- 行動するのが億劫→効率的
- ネガティブ志向→リスク管理
- メンタルが弱い→繊細
- 責任感がない→他人に任せられる
- せっかち→スピード
- 頑固→芯がある
強みと弱みは表裏一体です。それを強みにするか弱みにするかは考え方次第ですねw


これまでご案内してきた3つが主観的な分析による自己PRを作り方となります。
- 他人と比較しない
- キーワードから探す
- 短所から探す
いままでは主観で自分を見つめ直すやり方をご案内してきましたが、それ以上に客観視した自分を知ることが重要です。
なぜかというと、合否を判断するのは第三者である面接官だからです。
ここからは自己PRを作る上で肝となる、客観的に見た自分の強みを知り、説得力のある自己PRの作る方法をご案内します。
主観だけではなく、客観的に見た自分の強みを知ろう。
自己分析ツールを活用する
自己PRは客観視することが重要
当たり前ですが、評価は第三者である人事もしくは面接官が行います。そのため第三者からどう見られているかを知らないと自分がどのように評価されるか見当もつきません。
主に自己PRが不十分でエントリーシートが通らない理由として、下記のような理由が挙げられます。
- 人柄が伝わらない
- 一貫性がない
- 自分の強みがわかっていない
- 自らを客観的に見れていない
- 今後の可能性が伝わらない
スキルや経験が理由の場合は仕方ありませんが、人物像が人事に伝わらずに落ちるほど悔しいことはありませんよね。
下記のグラフは面接で重視するデータですが、企業は人柄を一番重視しています。
参照:doda
.
これはエントリーシートでも、強みを含めた人物像が重視されるのは同じかと思います。
あなたの人柄を正しく面接官に伝えるためには、まず客観的にどう見られてるか、自分を分析する必要があります。
そこでおすすめなのが、グッドポイント診断という人材業界最大手のリクルートキャリアが運営する自己分析ツールです。
この診断は18種類ある性格特徴から「あなたの5つの強み」を教えてくれます。
グッドポイント診断の良いところ
- 完全無料(質は有料並み)
- 客観的に強みを把握できる
- 書類作成や面接の準備に最適
- プロに相談する時の材料になる
- 診断結果を応募時に添付が可能
これが完全無料なの!?と思うほど、クオリティが高い自己分析ツール
①〜④は想像しやすいと思いますが、⑤がすごくて、リクナビNEXTから応募する時に診断結果を添付ができるので、企業側としてもあなたの人物像を想像しやすくなり、ミスマッチが軽減されやすくなります。
こちらのサービスを利用するには、リクナビNEXTの会員登録が必要になりますが、転職希望者には必須の就職サイトですし、登録するのに5分もかからないので、ノールックで登録でいいと思います。
この診断はあなたの強みを最大限に活かす材料を集める作業となるので、料理で例えると食材を厳選する作業となります。
最高の自己PRを作るために、あなたの強みを活かす材料を集めましょう。


プロに相談する
プロを完全無料で活用しよう!
プロから学ぶことで、企業と自分の両方を知ることができる上に、就活を圧倒的に有利に進めやすくなります。
「彼を知り、己を知れば、百戦あやうからず」
参照:武将・軍事思想家 孫子 氏
プロを活用するメリット
- 『彼=企業』を知ることができる
- 『己=自分』を知ることができる
転職活動でプロの手を借りないとできないことが大きく分けて3つあります。
- 非公開案件への応募
>非公開案件はエージェントでないと確認できないため、一般応募できない案件も紹介してくれる。
. - 推薦状の提出
>他者の目線から見た推薦状を企業に出してくれるので、面接までの敷居が若干低くなります。
. - 代理で企業と条件交渉
>自分では言いづらい賃金交渉や残業や勤務体系などの条件交渉を代理でしてくれる。
①と②も活用するのはもちろんですが、一番活用するべきところは③ですね。③だけでもエージェントを活用する意義が大いにあります。
正直、企業と条件交渉を自分ひとりでやるのは現実的に考えて、かなり難しいです。というか、やめた方がいいです。
企業側としては給与面や勤務体系などを質問してくる転職希望者に対して、あまり良いイメージを持たないので交渉すること自体が、自ら内定の確率を下げにいくような行為となります。


交渉次第では、同じ会社で働くにしても、数十万円近く賃金条件が良い状態でスタートできるケースも少なくありません。
同じ製品でも買うお店によって、値段が違うのと同じようなものですね。
これを自分で交渉すると、企業としては「そんな言うなら他の人に内定あげればいいや」というように、足元を見てくるので、どうしても強気の交渉がしにくくなります。


直接言うと角が立ちますが、第三者が代理で交渉することで波風が立ちにくい上に、対等の立場で交渉できるのはかなり大きいです。
しかも中途入社の場合、入社時の賃金がベースとなるため、今後の昇給にも大きく関わってきますので、入社前の条件交渉は超重要になってきます。
これらすべて無料で活用できるので、活用しない理由が見当たりません。
先ほどの「グッドポイント診断」では、料理で例えると「食材を厳選する作業」といいましたが、今回の「プロに相談する」のは、「プロのシェフに料理をコーチしてもらう」のと同じイメージとなります。
おすすめのポイント
- グッドポイント診断で自己PRの材料(自分の強み)を厳選して、
. - リクルートエージェント(プロ)に自己PRを添削してもらう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
素人が独学で作る料理と、材料を厳選してプロがコーチしてくれる料理では、どちらが美味しくできると思いますか?
わたしは後者だと思いますし、就活も同じだと思います。
日本人は4L(Look Listen Learn Leave)
参照:ミャンマー人の事業家
約8年前にミャンマーへ事業出資の現地視察に行った際に、ミャンマー人の事業家から実際に聞いた言葉です。
- Look(見て)
- Listen(聞いて)
- Learn(学んで)
- Leave(帰る)
これは見て、聞いて、学ぶだけで、(行動に移すことなく)帰るという、簡単に言うと日本人に対してのただの悪口ですw
まぁ聞いたのは通訳経由なので、実際は何言ってるか全くわからなかったですが…画像のように文字も全然読めずw
この悪口以外は、非常に親日家でしたがw
今すぐ行動することで、あなたの転職活動が良い方向に進むとうれしいです。


今回は以上となります。
本記事があなたの参考になれば幸いです。
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